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エアープランツってなに?

土がなくても育つ

 名前は知っている、園芸店で見たことがある、雑貨屋に飾られていた―。でも、どんな植物なのかはよく分からない。エアープランツには、そんな漠然とした印象を持つ人が多いのではないでしょうか。

 エアープランツの正式名称はティランジア(Tillandsia)。パイナップル科(ブロメリア科)の植物です。北アメリカ南部から南アメリカの森林や山、砂漠などに分布し、原種は700以上、園芸種を合わせると1000種を超えるといわれています。

 多くは葉の表面から水分を吸収し、樹木や岩などに着生して成長します。土がなくても空気(エアー)中の水分で育つことから、エアープランツと呼ばれるようになりました。

 

ディスプレーは自由自在

 ドライで硬質、都会的な雰囲気が受けて、若い男性など今まで植物を育てたことのなかった人の間でも人気が上昇しています。土が不要なので、ワイヤーでつるしたり、壁に掛けたり、ガラス容器に入れたり、流木や石に着生させたり、場所を選ば

ず自由自在にディスプレーできるのが最大の魅力。最近では、おしゃれなカフェやブティックなどのインテリアとしてもよく目にするようになりました。

 直線的な葉や、糸のような細葉、カールした葉、つぼ状の形、垂れ下がるように育つものなど、その草姿は多種多様。銀白色や赤みがかった緑、濃い緑などグリーンのバリエーションも多く、鮮やかな赤や紫色の花も楽しめます。

性質を知って長く楽しむ

 エアープランツは1990年ごろにも脚光を浴びましたが、「土だけでなく水もいらない植物」と誤解され、枯らす人が続出。ブームは2年ほどで去ってしまいました。

 前述の通り、エアープランツは葉の表面から水分を吸収するので、土がなくても成長できます。とはいえ、植物なので、もちろん水やりは必要。長期間水を与えなくても枯れづらいなど、乾燥に耐えるものも多くありますが、種類によっては水を好むタイプも。まずは、自分が育てているエアープランツの性質をよく知ることが、上手に管理して長く楽しむ秘訣となります。

 エアープランツは比較的標高の高い場所で、昼夜の温度差で発生する夜露や朝霧を吸収しながら、樹木や岩に着生しています。町の中で見掛けることも多く、街路樹や電線に着生しているものも。たくさん着きすぎて電線が切れてしまうトラブルもあるようです(笑)。

 エアープランツの成長には長い年月がかかります。そのため日本には、現地の圃場で播種(はしゅ)から10年以上成長させたものを運んでいます。南紀グリーンハウスがある三重県御浜町は、世界遺産「熊野古道」で知られ、風伝峠から朝夕に風を伴って霧が発生します。その環境は、適度な水分と風の動きを好むエアープランツにぴったりです。

新種がぞくぞく!

 
マークの見方
キセログラフィカ T. xerogrphica

キセログラフィカ
T. xerogrphica

葉が大きくカールし、ボリュームがある。存在感があり、「エアープランツの王様」と呼ばれることも

カプト−メドゥサエ T. caput-medusae

ブッツィ
T. butzii

株全体にまだら模様が入る。花は明るい紫色。水不足だと葉先が枯れるので注意

カピタータ T.capitata

ハリシー
T.harrisii

花付きが良く、紫色の花と銀葉のコントラストが美しい

イオナンタ イオナンタ T. ionantha var. ionantha

イオナンタ イオナンタ
T. ionantha var. ionantha

イオナンタは「スミレ色の花」の意味。丈夫で育てやすく花もきれいなので人気がある

マグヌシアナ T. magnusiana

テクトラム
T. tectorum

トリコームが非常に長く、ふわふわとした草姿をしています。

セレリアナ T. seleriana

セレリアナ

T. seleriana

つぼ型の大型種。ぷっくりとして愛らしく葉の触り心地が良い

コルビー T. kolbii

イオナンタ・ルブラ

T. ionantha Rubura

葉の表面に持った白い鱗片が特徴の銀葉系の仲間です。

ウスネオイデス T. usneoides

ウスネオイデス

T. usneoides

つる性で成長が早い。葉が細く乾燥しやすい。緑や黄色の小花を咲かせる

ストレプトフィラ T. streptophylla

ストレプトフィラ

T. streptophylla

葉は水を多くやると真っすぐに、少ないと丸くなるので好みに応じて形作れる

 
マークの見方
ブルボサ T. bulbosa

ブルボーサ

T. bulbosa

つぼ型の代表的な人気種。特に水分を好むのでテラリウムなどにも合う

プセウドベイレイ T. pseudobaileyi

プセウドベイレイ

T. pseudobaileyi

つぼ型。葉裏の筋が目立つ。別種のベイレイの名で流通していることが多い

プセウドベイレイ T. pseudobaileyi

ベルティナ

T. velutina

開花すると葉が赤くなる。丈夫で育てやすいので初心者にもお薦め